庶民首相　菅直人内閣誕生

２０１０年６月８日　民主党代表　菅直人氏が総理大臣に指名され、就任した。
民主党結党以来、１３年間、苦節の経験から、多くの政治の仲間から、信頼を取り付け、首相に選ばれた。
その経歴は市民運動、ボランティア精神から、その実現を目指して、政治の世界に入り、その荒波を受けながら、一歩づつ足場を固め、今回、念願が適った。現代社会に、NPO、社会貢献を目指す若い人が多い中で、希望が持てる先駆の役割を果した。今後も若者の模範となる指針を期待したい。
政治目標も、「最小不幸社会」の認識が基本に有り、その上にどのような豊かな社会を築き上げるかが、当面の課題となるが、現実社会と政治社会の現実をよく理解している人だけに期待は大きい。工業大学出身なので、産業の再建も早いだろう。又、日本の、世界の平和社会構築にも、長年の積もり積もった蓄積が生かせる立場になった。今後は国内、世界の両世界で、理想の社会に一歩でも近づける、現実を踏まえた政策に期待したい。
敢えて述べれば、工学出身だけに、より幅広い人間観を身に着けて、一層の人間としての飛躍が必要である。