政権の成功は在野民間人の起用が鍵となる

社会の中で政治家で活動している人の数には限度がある。民間にはその世界の中で博識を持つ人が居る。
テレビ<ニュース番組の特別解説>でお馴染みの寺島実郎氏<多摩大学学長>は世界経済に通じ、世界の統計数字を掌握している。国際的視野を持ち、海外に知人<世界のニュースソース>を持つ、又平和主義、自由主義に徹している。出身は自民党宮沢喜一氏のブレーンだったが、自由な立場で数年前から、民主党に期待をかける発言をしている。308議席という大量の議席獲得で、民主党の多くの古くからの議員に主要ポストを担当して当然だけれども、民間にも配慮している姿勢を広く有権者に示して、政権の幅の広さを見せることで民主党の今後の発展を期すべきである。また寺島さんは必ず政権のキーパーソン<特に経済問題>となって貢献するだろう。
民主党はその名前のとおり、開かれた党でなければならないが、人事はその最初の大事な関門であり、その将来を占う事になるだろう。約1億人の有権者の中には、多くの人材が存在する。政治は多くの問題を含む膨大な事案の集約であり、その一部が破綻しても行き詰まる性質を持っている。政治家だけの人材では、日本の一部に過ぎず、多くの事案の解決に行き詰まり、野党の攻撃の前に立ち往生することになるだろう。