平和の使徒 筑紫哲也さん

　　　　戦後最大のジャーナリスト-日本のジャーナリズムをハイレベルに持ち上げた功労者
　　　　開高健亡き後、１８年間、日本の民主主義を守り抜いた功労者

この巨大なジャーナリストは多くの言葉を語り、ジャーナリストの目で日本の文化を語った。
筑紫さんは大分県生まれの明るい、大らかさを持ったスケールの大きい人だった。

筑紫哲也さんを贈る言葉
戦後最大のジャーナリスト、多くの言葉を世に送り出し、日本のあらゆる職業の人々に話しかけ、社会が守るべき常識を説き、市民の一人としてのジャーナリストの姿勢を貫き通した行動は、多くの人々に感動と共感と勇気を与え続けた。その言葉を受け入れた多くの人々は、自身の体内にその語片と思想を大事に育み、守り、次世代に引き継いでいくだろう。オバマ氏のアメリカ大統領の選出を見届け、世界の進展が平和に向かう可能性を確認しながら、永遠の世界へ旅立ったメッセージは、私達の心奥に深く、永く、広く、刻み込まれ、永遠に忘れることはないだろう。
謹んで、ご冥福をお祈り致します。

２００８年１１月８日　　
追伸
　　見わたせば、花も紅葉もなかりけり、わが身ひとつはもとの身にして　＊

筑紫さんは日本文化を深く理解していた人だったので華麗にお贈りしたい。
　＊古典の組み合わせ　上の句ー藤原定家　筑紫さん亡き直後の日本のマスコミ界の風景　
　　　　　　　　　　　　　　　下の句ー在原業平　筑紫さん亡き直後の巨大な人を失った私の心境